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買取と質入れどっちがいい?違いやそれぞれのメリット・デメリットを紹介

  • info0598431
  • 5月23日
  • 読了時間: 10分
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品物を担保にお金を確保したい場合、質屋で買取か質入れかを選択する方法があります。


それぞれにメリットとデメリットがあるため、どの方法で進めるのかを慎重に決定する必要があります。


では、実際にお金を確保する方法として買取と質入れのどちらが良いのでしょうか?


本記事では、買取と質入れの違いや、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。


質屋における買取と質入れの違いについて

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質屋における買取と質入れの違いをまとめた結果が、以下の表です。


買取

質入れ

システム

品物を質屋が買取ってその分の現金を受け取る

【融資】品物を一時的に預けて現金を貸してもらう

受け取る金額

品物相応

3ヶ月預かるリスクの範囲で、同額から5%〜10%低い金額でお見積りする可能性があります。

品物を取り戻せるか

不可能

可能

査定の手軽さ

手軽

手軽(面倒と思われがち)

1番大きな違いとして、買取の場合「買取をしてその場でお金を受け取れる」

一方、質入れの場合は品物を「一時的に質屋に預けて現金を貸してもらう」点です。


これにより、買取の場合は売って終わりなのですが、

質入れの場合は自分のものとして再び所有することが可能です。


よくある質問について

Q「買取に比べて、質入れの価格は下がるの?」というお言葉をよくいただくのでお答えさせていただきますと


A 結論:可能性はあります。

取り戻す前提で質入れを選択されるので、買取10万円、質入れ上限が9万円(例)としても、お客様が5万円しか必要なければ5万円で質入れされます。

事業者目線で、確かに少しでも限界の査定額を求めたいとしたら、質入れでなくお買取がお得になってしまうかなと思います。


また、査定の手軽さとしてみた場合、買取の場合は質屋の店舗に出向かなくてもオンライン査定などによって買取を勧めることが可能です。


質入れの場合、融資となるため必要な手続き(質屋営業法)があり必ず店舗で査定を受けて手続きしなければなりません。


以上のように、買取と質入れはどちらもお金を得ることができるものの多少違うポイントもありますので、自身がどちらの気持ちが強いかを参考に決めてみてください。


質屋において買取と質入れはどちらが良いとは断言できない

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質屋において、買取と質入れのどちらが良いかは断言できません。


なぜならば、それぞれに特性が異なるためです。


特に、以下の点があるためどちらが良いとは言い切れないのです。


  • 買取と質入れではシステムが異なる

  • 質入れより買取の方が高い金額となる

  • 質入れの場合は品物が戻ってくる


各理由について、詳しく解説します。


買取と質入れではシステムが異なる

買取

持ち込んだ品物を査定してもらい、査定額に納得できる場合に買取契約を結び、お金を受け取れることができる

質入れ

品物を質屋に対して一時的に預けて、金を借りることができる

買取と質入れでは、お金を得ることができるものの、システムが全く異なります。


お金の返済が必要か不要かという点は大きく異なり、自分の目的や状況によってどちらが良いかが断言できないのです。


質入れより買取の方がリスクの面を考慮し高い金額となる傾向がある

買取

査定を受けてそのまま買取ってもらうサービスであり、高く売れる

質入れ

一時的に品物を質屋に預かってもらい、品物の価値に応じてお金を借りて質料と呼ばれる利息を支払うシステムであるため、管理コストなどが差し引かれて金額が低くなりがち

一般的に、買取の方が質入れよりも高い金額になる傾向にあります。


これは、上記のようにシステムによる違いがあり、質入れの場合は管理コストや質流れになり経過期間によって価値が下がるリスクがあるため低い金額となっています。


金額で比較すると、質入れは買取の金額よりも90%-95%となる場合が多いです。


質入れの場合は品物が戻ってくる

買取

品物が手元に戻ることはない

質入れ

元本と質料を支払えば品物が戻ってくる

質屋において買取と質入れの大きな違いとして、質入れの場合は品物が戻ってくる点が挙げられます。


どうしても手元に戻したい場合は、質入れを選択すると良いでしょう。



買取と質入れのメリットについて

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買取と質入れのどちらが良いかを選択するため、それぞれのメリットを正しく理解することが重要です。


ここでは、買取と質入れのメリットについて解説します。


①買取の3つのメリット

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質屋で買取を選択するメリットして、以下3つが挙げられます。


  • 質入れよりも高額になる

  • 金額の交渉が可能である

  • 質屋に訪問しなくても対応できる


各メリットの詳細は、以下のとおりです。


買取のメリット1.質入れよりも高額になる

買取の場合、質入れよりも高額となるメリットがあります


これは、買取の場合は質入れにかかる賃料がかからないためです。


また、質入れの場合は預けている期間内で価値が低下するリスクがあるため、その分を見込んで低い金額となるため、相対的に買取の方が高額になるのです。


買取のメリット2.金額の交渉が可能である

買取査定時に、ある程度金額の交渉が可能でありより高く買取してもらえる可能性があります。


特に、一度に大量に品物を売る場合は査定額が上乗せされるケースが多く、お得にお金を得ることができます。


さらに、質屋が強化買取している品物であればよりお得感が増すのでおすすめです。


買取のメリット3.質屋に訪問しなくても対応できる

買取の場合、質屋に訪問しなくても査定を受けて売ることができるメリットがあります。


多くの質屋では、宅配により自宅にいながら査定する方法に対応しており、質屋に品物を送るだけで査定を受けられます。


最近では、オンライン査定に対応している質屋も増えており、自宅にいながら査定を受けることが可能です。


質入れの場合、本人確認など各種の手続きが必要となり、法律上でも対面での対応が要求されているため、必ず店舗に出向かなければならないことを考えると、手軽に手続きを進められる買取は魅力的な方法と言えます。


②質入れの3つのメリット

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質入れのメリットとして、以下が3つ挙げられます。


  • 品物を手放さすことなくお金を借りられる

  • 返済できない場合でも督促や取り立てが発生しない

  • 審査を受けることなく即日お金を借りられる


各メリットの詳細は、以下のとおりです。


質入れのメリット1.品物を手放さすことなくお金を借りられる

質入れの場合、品物を手放すことなくお金を借りられるメリットがあります。


元本と質料を合わせて返済しなければならないものの、決められた期日に返済できれば最終的に品物が自分の手元に戻ってきます。


大切な品物の場合、買取ではなく質入れにより融資を受けて最終的に自分の手元に戻す方法を選択すると良いでしょう。


質入れのメリット2.返済できない場合でも督促や取り立てが発生しない

質入れの場合、金融機関から融資を受ける場合と異なり返済できなくても催促や取り立てを受けることはありません。


催促や取り立てを受けることは、精神的につらく感じるものです。


また、催促されていることを家族や周囲に見られてしまうと、社会的地位にも影響を及ぼします。


その点で、質入れを利用すれば返済できなくても質流れとなるだけで特に取り立てなどが発生せず精神的に楽であるメリットがあります。


質入れのメリット3.審査を受けることなく即日お金を借りられる

質入れの場合、審査を受けることなく即日お金を借りられるメリットがあります。


金融機関から審査を受ける際、基本的に審査を受けて通過して初めてお金を借りられます。


一方、質入れの場合は預けた品物の価値をベースとして融資額が決まるため、審査は基本行われません。


また、質屋は信用情報機関に加盟していない関係上、信用情報の調査が行われないという側面もあります。


質入れの場合、融資までにかかる時間も査定完了してから最短で15分程度と非常に短く、すぐにお金を工面したい際にもおすすめの方法です。


買取と質入れのデメリット

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買取と質入れには、それぞれデメリットがあります。


ここでは、各方法のデメリットについて解説するので、どちらを利用するのかを決める際にぜひ参考にしてください。


①買取の2つのデメリット

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買取のデメリットとして、以下が挙げられます。


  • 買取成立後は品物を取り戻せない

  • 1度しか現金化することができない


各デメリットについて、詳しく解説します。


買取のデメリット1.買取成立後は品物を取り戻せない

買取のデメリットとして、買取成立後は取り戻せない点が挙げられます。


どれだけ思い出が詰まっている品物であっても、買取が成立した時点で質屋の所有物となります。


質屋の店頭に並んでいる状態であれば買い戻すことも可能ですが、確実に買い戻せる保証はありません。



買取のデメリット2.1度しか現金化することができない

買取の場合、1回しか現金化することができません。


質入れの場合、一度取り戻したものを再度質入れすることができるのに対し、買取は基本的に1回限りの取引となってしまいます。


質入れの3つのデメリット

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質入れのデメリットとして、以下が挙げられます。


  • お金を借りるために品物の準備が必要

  • 買取と比較すると金額が低くなる

  • 対面での手続きが必須となる


各デメリットについて、詳しく解説します。


質入れのデメリット1.お金を借りるために品物の準備が必要

質入れの場合、他の借入方法と違ってお金を借りるために品物の準備が必要です。


質入れでは品物が担保となって、その価値に応じて融資される金額が変動するため、そもそも品物がなければ融資を受けられません。


また、融資を受けたい金額に応じた品物を準備しなければならず、価値が低い品物ばかりある場合は多くの品物の準備が必要です。


質入れのデメリット2.買取と比較すると金額が低くなる

質入れの場合、預かる際にかかるコストが差し引かれる形で査定額が提示されます。


よって、買取と比較してどうしても多少低い金額(90%-95%)となる傾向があります。


また、総融資額も100万円以上ということもあるので、そこまでこの点は気にする必要はないかもしれません。


質入れのデメリット3.対面での手続きが必須となる

質入れの場合、必ず質屋を訪問して手続しなければなりません。


これは、質屋営業法により対面での取引が義務付けられており、身分証の提示や住所などの確認も必須となっているためです。


買取の場合はオンライン査定や宅配査定など自宅にいながらすべてを完結できることを考えると、質入れの方が手間がかかるのは事実です。


買取と質入れが向いている人の特徴

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買取と質入れは、それぞれに仕組みが異なることもあり、向いている人の特徴が分かれます。


ここでは、買取と質入れが向いている人の特徴を紹介します。


買取が向いている人の特徴

買取を選択するのが向いている人の特徴には、以下が挙げられます。


  • 品物に特別な思い入れを持っていない人

  • なるべく多く現金を確保したい人

  • 持ち物を整理したい人


買取は、一度売却すると基本的に手元に戻すのは困難であるため、品物に対して特別な思い入れがない人に向いている方法です。


また、質入れよりも高い査定額となる場合が大半であり、少しでも多くの現金を確保したい人に向いています。


ほかにも、引越しのタイミングなどで持ち物を整理したい人にとって、買取は最適な選択肢となります。


質入れが向いている人の特徴

質入れが向いている人の特徴として、以下が挙げられます。


  • 大切なものを手放したくはないが現金が必要な人

  • 借りたお金を返済できる能力がある人

  • 医療費などを支払うために一時的にお金が必要な人


質入れの場合、元本と質料を返済すれば品物が戻ってきます。


よって、大切なものを手放したくはないが現金が必要な人にとって最適な方法です。


また、買取と違いあくまでも融資を受ける形となるため、借りたお金を返済できる能力がある人向きの方法となります。


逆に、返済能力がないのに質入れを利用すると、質流れとなるリスクが高まるため要注意です。


さらに、質流れの場合は医療費などを支払うために一時的にお金が必要な人にも向いています。


買取と質入れのどちらが最適かを冷静に判断して利用しよう

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質屋で品物を担保として現金を得たい場合、買取と質入れのどちらかを選択する必要があります。


それぞれに特徴があり、向いている人の違いがあります。


質屋を利用する際、必ずどのような目的で利用したいのかを棚卸しましょう。


その上で、最適な方法を選択して目的を達成できるように進めましょう。

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